一般的に教員採用試験といわれる試験の正式名称は「公立学校教員採用候補者選考試験(テスト)」といわれ、採用時の選考資料とするために実施されるものです。試験は、都道府県及び政令指定都市の教育委員会で実施されます。試験に合格すれば「採用候補者名簿」に登載されますが、採用が約束されるものではありません。
試験内容は、教職教養試験・一般教養試験・専門教養試験・論作文・適性検査・面接・模擬授業等です。これらは都道府県等によって、また、一次・二次試験によっても試験科目が異なります。
※近年、3年生で採用試験を受験できる自治体が増加しています。
私立学校の教員採用試験は、各学校において実施されるため、採用試験が毎年行われるわけではなく、実施されたとしても内容はさまざまです。公立学校と同様の試験を行うところもあれば、面接のみの場合もあります。
私立学校教員を目指す場合は、各学校のHP・新聞の求人欄・大学あてに寄せられる求人票を確認する、直接心当たりの学校へ問い合わせる等、一般企業の場合と同じような情報収集が必要になります。
都道府県によっては私学団体が実施する試験があり、受験者を名簿に記載し各学校が採用の際の一資料とすることがあります。
公立幼稚園は、市町村単位で採用試験が実施されます。各市町村において毎年必ず採用試験が行われるわけではなく、試験の実施時期もさまざまです。政令指定都市レベルでは、教員採用試験と同日に実施されることが多く、それ以外の自治体では、HPをチェックし、希望自治体の実施時期を確認してください。試験内容は、自治体によりまちまちで、一般教養試験・専門教養試験・論作文・適性検査・面接・実技試験等が実施されます。一次・二次・三次試験によっても試験科目が異なります。
幼稚園教員採用試験であっても、幼稚園の免許状だけではなく、保育士資格・小学校教諭免許状等が必要な場合もあります。
私立幼稚園の教員採用試験は、各園において実施されるため試験内容はさまざまです。
大阪府をはじめ近畿圏は、園ごとに採用試験を実施することが多いですが、都道府県によっては、私学団体で合同試験を実施することもあります。
「教職教育センターのご案内」の「関連リンク」から各種情報を収集できます。
教員になるために必要な知識と教養の向上を目指します。教員採用試験筆答試験対策の科目と実践力向上を図るための科目を設置しています。
各免許状取得のために必要な「教職に関する科目」に「教育実習」があります。本学では、教育実習を行う年度に、「教育実習」と「教育実習指導」を履修する必要がありますが、履修するためには前年度中に修得しておかなければならない科目、単位(履修要件)があります。
各学科、免許状毎に必要な履修要件は、各入学年度の「教育職員養成課程に関する規程」を参照してください。
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小学校・中学校の免許状を取得するには「介護等の体験(福祉施設等5日間・支援学校2日間、合計7日間)」が義務付けられています。体験後に発行される証明書は、教員免許状の申請時に必要です。特別支援学校の免許取得予定者、保育士課程履修者(条件あり)等、体験が免除される場合もあります。詳細については教職支援課に問い合わせてください。
※感染症拡大状況等により、介護等の体験を代替措置とする場合があります。
※オリエンテーションの日程等の詳細は、都度メール等でお知らせしますので、見落としのないように注意してください。
※必ず4回生の後期中に体験が終了するように申し込んでください。