2022年度春季特別展
2022年度春季特別展として、元大阪大谷大学短期大学部教授・吉永邦治氏による「異境への旅」展を開催します。
2002年度には、秋季特別展「-光・風・水・地にいだかれて-仏の世界」を、 2010年度には、春季特別展「-飛天・シルクロードの旅-」をテーマに吉永邦治展が開催されました。今回は12年ぶりの「異境への旅」作品展となります。
東アジアの端ての日本へは、文化交流の道(シルクロードなど)を通り、世界各地から文物がもたらされてきました。吉永邦治氏は、その流伝された美を観るにつけ、その美の根源に立ち、もう一度見つめなおすことによって、すばらしい日本美の世界があらたに浮かび出てくるのではないか、また、日本では、人々の脳裏から忘れ去られ、すでに失なわれているものや、気分をほっとさせる懐かしい景色や様相に触れ、それらを複眼的にみることによって、自身の感性が蘇ってくるのではないか、という思いで現地を旅し、巡歴をくりかえされてきたと伺っています。
今展は、「異境への旅」で遭遇した、悠久を生きる民が夢見た世界をこころに感じながら描いた、彩色豊かな油彩画、鉛筆だけでの素描画などの作品群で構成されています。是非、じっくりとご鑑賞ください。
ただし、4月29日(金・祝)は開館
「旅・出展作品について語る」
吉永邦治氏(画家・飛天研究者)
先着60名
大阪大谷大学博物館
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※ご来館の際は、マスク着用、手指消毒、検温にご協力ください。また1グループ5名まででご来館ください