宗教文化研究センターは、仏教をはじめとする広範な宗教文化の研究を通じて、現代社会が抱える諸課題の解決に寄与するとともに、文化交流の推進や教育への還元など、社会に貢献することを目的としています。
大阪大谷大学は、真宗大谷派の僧侶であった左藤了秀師が1909年(明治42年)に創立した大谷裁縫女学校に端を発します。そこで左藤師は、一宗一派にとらわれない仏教教育の実践を志しました。
本センターは校祖の理念を継承し、多様な宗教文化を領域横断的に研究しながら、その知見を国内外へ向けて発信するとともに、研究成果を教育活動や社会活動に還元し、地域や社会の課題解決にも寄与していくことを目標としています。
宗教文化研究センターは、基礎研究部門と応用研究部門によって構成されます。
1.基礎研究部門
仏教学や歴史学、日本語学などを中心に、宗教文化に関する学術研究を推進します。分野を超えて共同研究を行うことで、宗教文化に対する新たな知見を探求し、学問的基盤を強化していく役割を担います。
2.応用研究部門
広く宗教文化の視点から、現代社会が直面する課題やその解決策について研究を行います。また、研究成果の社会実装を促進するために、社会連携や文化交流の取り組みを実践し、学問的知見を具体的に社会へ還元していきます。
これら2つの部門が有機的に連携することで、学術研究をより深めると同時に、社会への貢献を実現していきます。