人間社会学部
1月29日(日)に本学の第3体育館において、児童養護施設で生活する子どもたちが集まり、ソフトバレーボール大会が実施されました。堺市と泉州地域にある児童養護施設6施設が参加し、本学の人間社会学科社会福祉コース3回生も運営スタッフとして参加しました。子どもたち、児童養護施設の職員の方々、大会の運営スタッフを合わせると参加者100名以上の盛会となりました。
試合についても、予選リーグ、決勝トーナメントを合わせると計10試合が行われ、どの試合もレベルが高く驚かされるものばかりでした。特に決勝戦では、両チームともに一進一退の試合となり、最終セットまでもつれ込んだうえ、デュースもしばらく続き、観戦している人たちも息をのむような試合展開となりました。全ての試合において、子どもたち、職員の方々はチーム一丸となって励まし合いながら試合に臨んでおり、その一喜一憂する姿に学生たちも感動していました。
閉会式では、優勝チーム、準優勝チーム、第3位チームの表彰式が行われました。団体表彰とは別に個人表彰として、MVPや敢闘賞の表彰も行われ、選ばれた子どもたちは、照れながらも嬉しそうに表彰されているのが印象的でした。閉会式の後半には、本学の学生が審判団を代表して、試合の講評を行いました。
また児童養護施設に就職した本学の卒業生が大会運営スタッフとして参加していたり、他学科の4回生の学生が児童養護施設でアルバイトをしており、子どもの引率で参加していたりと、思わぬ出会いや交流もありました。
今大会を通じて、子どもたちは日ごろの練習の成果を発揮できるよう、力を合わせて試合に臨む姿、そして、それを支えてきた職員の方々の姿がとても輝いて見えたのが印象的でした。この大会が子どもたちにとって良い機会になったのはもちろんですが、子どもたちや職員の試合に臨む姿を見ることができたのは、学生たちにとっても良い機会・刺激になったのではないかと思います。
来年も今回以上に盛況な大会が実施できることを願っております 。