人間社会学部
人間社会学部では、本学部教員である泉健介・植木是・岡島克樹が「課題発見・解決演習(地域コミュニティ編)」という科目の指導担当チームを組み、学生に対して、①地域課題に関する知識・関心の陶冶、②チームワーク力や論理的思考力の向上をはかる機会を付与しています。
今年度は、独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)と富田林市とが共同で設置・運営する、富田林市金剛地区住民交流拠点∞(インフィニット)KONROOMから、金剛中央公園で実施する子どもイベントを企画するというミッションをいただきました。そのため、6月24日・7月1日、学生たちは5人1組で、関係者によるレクチャーの視聴や現地視察を行うとともに、学内で企画・発表資料の作成を行ってきました。そして、7月2日には、①UR都市機構、②∞KONROOM、③わっく金剛、④寺池公園等を活かしたまちづくりの会(③④は金剛地区で活動されている市民活動団体)のスタッフの方々にお越しいただき、学生たちの企画発表に対してご講評を頂戴しました。
以下の写真は、外部の諸団体様、教員・学生で投票した結果、選ばれた最優秀賞と優秀賞の授賞式と、外部の諸団体様からのコメント付与の様子を写したものです。
以下のコメントは、履修学生からのふりかえりの一部です。
「中間発表の時に自分の班は、自分一人だけで前に立ち練習もあまりできていない中の発表だったことも
あり、ひど過ぎる出来ということではなかったが、声や体が震えて明らかに緊張していた。(中略)そこ
から緊張を軽減するために、内容・スライドの追究、発表の練習などをした。ここまでは普通の対策だが、
直前に別の対策をした。それは「遊ぶ」イメージで発表に入ることだ。「遊ぶ」というと悪いイメージが
あるが、最低限の礼儀は前提として自分のアドリブを入れることで楽しみを得ようと意識するようにした。
この方法で、発表は自分の中では満足のいくものとなった」。
「(前略)4つ目はチームで取り組む力である。普段の授業では、継続的にチームで何かを成し遂げる
ということが多くないが、今回の講義では、仕事を分担し、話し合いを重ね、多くの考えをまとめ、1つ
の大きな課題をクリアすることが出来た。このことからチームで取り組む力に繋がったと考えられる。
5つ目は地域の問題点の理解だ。他のグループの課題発表を聞いて、自分たちが課題として見つけた地域
の問題のほかに、竹害問題等もあり、より多くの地域の問題の理解が深まった」