今般のCOVID-19の拡大を契機として、医療現場において薬剤師が遠隔服薬指導を実施する機会が急速に増加してきました。また、来年度から実施される新モデルコアカリキュラムに基づく薬学教育指針においても、薬学生に対してデジタル技術を活用した教育を推進していくことが一層望まれています。
そのような背景の中、本学薬学部の長井克仁准教授は1週間に1回の薬局実地研修の経験を通して、薬学生へ遠隔服薬指導の実践教育を行う重要性を痛感し、そのシステムの導入を大学に提案。大学側も深い理解を示し、速やかに導入される運びとなりました。今年度の実務前実習（4年次後期対象科目）からこのシステムを活用した教育を開始していく予定です。
今後も本学では、実際の医療現場の現状やニーズに即した薬学教育を展開していきたいと考えています。