人間社会学部
子どもの権利条約の採択から30年以上が経過し、最近では、国によるこども基本法・こども大綱の制定・策定や、自治体による子どもの権利条例の制定等、子どもの権利をめぐる動きがさまざまなレベルで活発化しています。人間社会学科 現代社会コースの岡島ゼミでは、これまでも、子どもの権利というレンズをもちいて現代社会の特徴をとらえ、将来を展望するという取組を展開してきました。
今年は、①富田林市でも、子どもの権利に関する条例を制定するための委員会が組織されたこと、②いわゆる「ニュータウン」問題をかかえる金剛地区の活性化を目的とするKLLPと呼ばれる枠組みがあり、本学もこれに積極的に参画してきたことから、岡島基礎ゼミ(2回生)でも、小学生を対象とする子どもの権利授業を行なうために、授業内容の検討や練習を重ねてきました。
7月17日、金剛地区にある富田林市立高辺台小学校6年1組と2組において、基礎ゼミ生が子どもの権利授業を実施しました。子どもの権利条約に関する基礎的な知識を確認したあと、子どもの権利を少しでも「自分事」とし、権利の内容の一端を理解してもらうために、「気になる権利とその内容」ワーク、そして子どもの権利かるたにも取り組んでもらいました。