文学部
歴史文化学科では毎年夏休みに古文書調査を実施しています。古文書は過去の歴史を知る貴重な手がかりですが、とくに江戸時代以降の古文書は日本中に膨大な量が残されており、未調査史料も少なくありません。今年は新たに松原市教育委員会のご依頼により、市内の古文書を調査することになりました。
8月8日(木)、2回生から大学院生まで17名の学生の皆さんに協力いただき、古文書のクリーニングやふせん番号の挿入、箱詰め作業、目録作成を中心に行いました。授業でくずし字を読んでいても、なかなか普段実物の史料を取り扱うことはありません。本来であれば、博物館の展示ケース越しに見るしかない史料を実際に手に取ってみる、またとない機会となりました。
整理作業を始めると、検地帳や証文類、絵図など興味深い史料がたくさん出てきました。戦国時代末期~近代にかけての史料が数多く眠った「宝庫」のようです。卒業論文など研究に活用できるのではと期待しています。
最後になりましたが、貴重な機会を頂戴した松原市教育委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。
なお、実習の様子は松原市教育委員会HPでも紹介されています。ぜひご覧ください。
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