人間社会学部
日 時:2024年10月16日(水)3限目
授業名:「障がい者スポーツ指導論」
本授業の第4回目では「障がいのある人との交流を通して障がいやスポーツについて正しく理解し、自らの意見を述べることができる」ことを到達目標に、実技を行いました。
今年もパラ卓球チーム『Fantasista』のメンバーで、全国および国際的に活躍されている選手6名を講師にお招きし、車いす卓球を教えて頂きながら交流を深めました。選手の皆さんのデモンストレーションを観戦した後、チームに分かれて練習し、トーナメント形式の試合を行いました。とても明るく優しい選手の皆さんのおかげで、はじめは緊張していた学生達も徐々に打ち解けていき、大盛り上がりで実技を楽しみました。
実技後はNGなしの質疑応答の時間を設けました。選手の皆さんは受傷の経緯やそれまで行っていたスポーツ、これからやってみたいスポーツなどの質問に答えて下さいました。ある学生の質問「障がい者になって逆によかったことはありますか?」に対しては、「それはとてもいい質問!」と褒めて下さり、皆さん率直にお答え下さいました。「福祉サービスを受けられること」という回答が主でしたが、「遊園地で並ばずに乗り物に乗れる!しかも一番前!」という、親近感を持てる答えもありました。
最後に学生達へのメッセージとして、講師のお一人がご自身の夢を語って下さいました。それは受傷前にやっていた体操競技、大車輪に挑戦するということでした。受傷してからずっと心残りになっていたことに向き合い、努力されている日々についてお話し下さいました。未来ある学生達にもぜひ夢や目標に向かって生きてほしいというお言葉を頂き、障がいについて理解を深めるだけでなく、一人ひとりが自分自身について考える貴重な機会となりました。