文学部
日本語日本文学科では毎年ゲストをお迎えして、さまざまなイベントを企画しています。今年は講談師の神田桜子さんを招き、講談鑑賞会を開催しました。桜子さんは、なんと本学科の卒業生で、東京で活躍しておられます。
講談は江戸時代から続く語りの芸の一つ。張扇(はりおうぎ)をポンポンと叩きながら古今東西のいろいろな物語を読み聞かせます。今回の演目は、荻生徂徠(おぎゅうそらい)という学者の貧乏ぶりとめでたい出世をおもしろおかしく描いた「徂徠豆腐」、アニメ映画会社ピクサーの出世?について桜子さんが創作した作品「ピクサーを創った男」。
講談を聞くのは初めてという人がほとんどのようでしたが、桜子さんのわかりやすい解説と、聴き手を引きつける語りの芸に、会場のあちこちからは、くすくす笑い声が起きていました。終演後のアンケートもとても好評で、おもしろかった、また聞きたいという声が多数寄せられるなど、和やかな会となりました。