人間社会学部
スポーツ健康学科の学生・教員で構成される「スポーツ健康学会」。1/30(木)には特別講演会として、講師に男子体操金メダリストの水鳥寿思氏・萱 和磨選手をお迎えしました。
~午前の部~
【第1部】講演会
講師:水鳥 寿思氏(アテネオリンピック金メダリスト、日本体操協会業務執行役、前強化本部長)
演題:「オリンピックの経験と学び」
【第2部】パネルディスカッション
水鳥氏×萱 和磨選手(パリ2024オリンピック男子体操競技主将、団体総合金メダリスト)×スポーツ健康学科教員
水鳥氏の講演会では、ご自身の経歴や大怪我を乗り越えての日本代表選出までの道のり、金メダル獲得の裏側、また監督・強化本部長として男子体操競技を牽引してこられた13年間についてご紹介いただきました。動画やデータを多用してわかりやすくご説明くださり、参加された一般の聴講者からも「大変中身の濃い講演で、参加して満足した」という感想をいただきました。
パネルディスカッションでは、萱選手より昨年のオリンピックでの大逆転金メダル獲得について、ご自身が考えるキャプテンシー、「失敗しない男」としての努力や今後の展望などについて熱く語っていただきました。一流選手の思考・言動を学ばせていただく一方、SNS掲載のための写真を自ら撮ってくださったり(!)、とても優しくて気さくなお人柄に触れることができました。
~午後の部~
最終講義:児玉 公正教授
「37年間を振り返って」
卒業研究発表(発表8分、質疑応答3分)
1.「利き目がバスケットボールのシュート確率に及ぼす影響」
2.「アンプティサッカーにおける道感発生に関する運動学的考察~後天的に障がいを持つ選手の運動学習プロセスに着目して~」
3.「『楽しい球技の指導方法』について」
午後の部は、今年度をもって定年退職を迎えられる児玉教授の最終講義が行われました。そのお人柄と統率力で学生から大変慕われている先生です。全日本大学ソフトボール連盟の会長としてソフトボール界の発展にも寄与され、本学のみならず全国的にご活躍をされています。指導者として何より大事なことは常に相手を見つめ、理解すること、見返りを求めず仲間を大切にすること、などたくさんのメッセージをいただきました。
卒業研究発表では3名の代表学生が、自身の研究についてスライドを作成し発表しました。質問にも真摯に答え、大学4年間の学びの集大成の場となりました。