文学部
「フレッシャーズミーティング」は、新入生が同期の学友・上回生・教員との親睦を深め、今後の大学生活に備えるための行事です。
午前中には、学科の教員紹介、ゼミのクラス分け発表、上回生のサポートを受けてキャンパス内の施設見学と履修指導を行いました。
初めて自分自身で一年間の時間割を組むにあたり、上回生のアドバイスは大変参考になります。一回生の必修科目に加え、個々の関心に応じて選択する科目、取りたい資格に必要な科目を相談し、無事に時間割を作成することができました。
昼食休憩ののち、富田林寺内町(じないまち)に移動しました。
寺内町とは、真宗寺院を中心として、堀や土塁などで防御した宗教自治都市のことで、富田林寺内町は永禄初年(16世紀半ばすぎ)に誕生しました。江戸時代には幕府の直轄地となり、石川の水運、東高野街道、千早街道などの陸運にも恵まれ、商業のまちとして発展しました。寺内町の見学にはボランティアガイドが付き添い、解説してくださいました。「虫籠窓(むしこまど)」、「忍返し」、「煙出し」など、今となっては珍しい日本家屋と町並みが残されている様子を見学しました。最後に、富田林寺内町の中心寺院である興正寺別院を訪れ、ご住職様のご案内により、大阪府内で最古の浄土真宗本堂の内部を見学し、興正寺の歴史を教わりました。
この日の見学は、これから始まる歴史文化フィールドワークの授業の体験版のような位置づけで、新入生は今回の見学で早速レポートを執筆します。皆熱心にメモを取りながら見学していました。内容盛りだくさんの充実した一日となりましたが、この行事を通じて、新入生たちは大学生活に順応するためのきっかけをつかめたのではないかと思います。
最後になりましたが、「フレッシャーズミーティング」にご協力くださいました寺内町の皆様、興正寺別院様に心より御礼申し上げます。(文責:T)