【スポーツ健康学科】公開講座「豊かな老後のためのロコモ・メタボ予防教室」

イベント
2025.06.11

人間社会学部 

【スポーツ健康学科】公開講座「豊かな老後のためのロコモ・メタボ予防教室」

今年も6か月間の「ロコモ・メタボ予防教室」が始まりました。
トレーニング実施に先立ち、『運動・栄養・医学』の観点から講義を行いました。
【日時】2025年6月7日(土)9:00~12:00
【場所】大阪大谷大学 ウエルネスセンター
トレーニングルーム・ミーティングルーム

【運動学的視点】児玉 公正 名誉教授
トレーニングを開始するにあたり、受講者お一人ずつに身体組成・体力計測を受けていただきました。
これから半年間、安全で楽しく運動していただくための注意事項をお伝えし、
無理をせず、長い時間をかけて行うトレーニングの仕方や、大学のエアロバイクやハイドラマシンなどの使用方法などをご説明しました。

【医学的視点】吉川 眞由美 教授
メタボは「内臓の病気」、ロコモは「運動器の障害」が原因でおこります。要因や予防など、分かりやすく解説をしました。
また、サルコペニア(筋肉量が減少して筋力低下や身体機能低下をきたした状態)とフレイル(身体的だけではなく、外的ストレスに対して弱く過剰になった状態)について説明し、自身がどのくらい当てはまるか、チェックリストをご紹介しました。

【栄養学的視点】池田 香代 准教授
肥満や運動不足でおこる「メタボ」と、膝や腰への負担の増大、あるいはダイエットや低栄養から発生する骨粗鬆症やサルコペニアでおこる「ロコモ」との関係について、解説をしました。
10品目の頭文字をとった「さあにぎやかにいただく (魚・油・肉・牛乳・野菜・海藻・芋・卵・大豆・果物)」を1日の中でまんべんなく摂取することで、バランスよく栄養素が摂れ、身体機能低下を抑制できる可能性を紹介しました。
また、摂り過ぎ注意の栄養素(食塩と飽和脂肪酸)を減らす工夫についても説明しました。