「令和3年度 大阪大谷大学歴史文化学会」を開催しました。2/17(木)

お知らせ
2022.03.09

文学部 

「令和3年度 大阪大谷大学歴史文化学会」を開催しました。2/17(木)

歴史文化学会とは、歴史文化学科の教職員と学部生、大学院生が中心となって調査や研究などの活動をしている学内の学会です。その活動成果は毎年2月の大会で報告しており、今年度は、コロナ禍での感染拡大を防ぐためオンラインでの開催となりました。

最初に総会(会計報告など)を行った後、歴史文化学科の考古学・美術史学・歴史学の分野でそれぞれ行っている調査成果の報告です。

まず、考古学の犬木努教授から「大阪府一須賀E2号墳測量調査」の報告を、次に歴史学の馬部隆弘准教授からは「富田林市 田中家文書の調査について」の報告を、最後に美術史学の苫名悠講師から「和泉市美術工芸品調査について」の報告が行われました。

調査風景

参加した学生たちが本物の文化財資源を前にして、教員や専門家の指導のもと、史資料の扱い方や調査方法などを学び、遺跡の測量や古文書の読解、仏像の調書を取る様子などがスライドで紹介されました。大切な文化財資源の調査に真剣に取り組んでいる様子が伝わります。

休憩の後、各ゼミから選ばれた4回生の「卒業論文発表」が行われました。

コロナ禍での行動制限がある中、テーマの設定から、渉猟・分析・執筆と意欲的に取り組んできた卒業論文は、発表内容が充実しているのはもとより、それを伝えるプレゼンテーションも工夫を凝らして丁寧に作成されていて、4年間の成長が感じられました。

卒業論文の発表後に、令和3年度の「歴史文化学会賞」の受賞者発表が行われました。受賞者は、「旗本石河氏知行所における中間支配層」を研究テーマに卒業論文を執筆した歴史学の吉岡真平さんです。

おめでとうございます!

授賞式は、3月1日に大学にて行われました。

参加した学生たちは、調査報告や卒業論文発表から、研究の手順や発表方法、レジュメのつくり方など多くを学ぶことができ、充実した時間を過ごすことができたようです。

学生の皆さん、お疲れさまでした。

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