薬学部
大阪マラソン2024が、2024年2月25日日曜日、小雨が降り続くあいにくの天候の中開催され、
3万人を超えるランナーが大阪市内のコースを走りました。
そのレースを支えるメディカルボランティアの"救護沿道隊"として、薬学部6回生の石川秀奈美さん(臨床薬剤学講座所属)が
同講座主任の小畑友紀雄准教授、薬学教育支援・開発センターの朴炫宣准教授とともに参加しました。
石川さんはNPO法人大阪ライフサポート協会(OLS)に所属、一次救命処置(BLS)講習会PUSHコースの認定インストラクターを取得し、
薬学部での研究活動、国家試験対策の合間にBLSの普及活動をしており、今回は昨年に引き続き2年連続の参加です。
メディカルボランティアの"救護沿道隊"は"固定AED隊"と"移動AED隊"で構成されます。"固定AED隊"は全長42.195kmのコースに全56隊配置され、石川さんらOLSのメンバーがリーダーとなり、各隊に数名ずつ配属される将来救急救命士等の国家資格取得を目指す学生さんたちの協力のもと、
ランナーに"もしもの事態"が発生した場合に備えAEDを携えサポートします。
今回、石川さんはランナーにとって最も過酷ともいえるゴール手前の38.5km地点を、朴准教授はコース前半の9.0km地点を担当しました。
一方、移動AED隊は全21チームが編成され、複数の固定AED隊を総括し、AEDを搭載した自転車で担当コースを移動しながらランナーをサポートします。
小畑准教授は移動AED隊で37km地点周辺を担当しました。雨と低い気温のなか低体温で倒れるランナーが多数出る中、
幸いにもAED使用事例はなく、"沿道救護隊"は無事任務を終えることができました。