人間社会学部
『ロコモ』や『メタボ』は予防が大切です。
いつまでも健康でいるために、無理なく続けられるトレーニングを提案し、6ヶ月間実施して頂きました。
最終講義では、半年でどれだけ効果があったのか、受講者みなさんのデータを紹介しながら解説をしました。
日時:2023年12月16日(土)10:00~12:00
場所:大阪大谷大学 ウエルネスセンターミーティングルーム
講師:
児玉公正(人間社会学部 学部長、教授)
吉川眞由美(人間社会学部 教授、医師)
池田香代(人間社会学部 准教授、管理栄養士)
【運動学的視点】児玉 公正 教授
メタボやロコモの予防効果は、身体組成(体脂肪率,除脂肪量)・血液検査データ・体力測定結果から確認できました。
特に皮下脂肪厚から求めた体脂肪量は減少し、体重がわずかに増加しましたので、筋量増加が推察されました。
これに伴い椅子の座り立ち運動に関与する足腰が強化され、下肢の運動機能向上も獲得されました。
次のステージは運動継続がテーマとなります。無理せず、コツコツ積み重ねましょう。
【栄養学的視点】池田 香代 准教授
摂り過ぎ注意の栄養素(飽和脂肪酸や食塩など)、特に摂るべき栄養素(たんぱく質やカルシウム、ビタミンDなど)を説明しました。
また、血糖値が急激に上がると糖尿や肥満になりやすく、血糖値の上がりやすい「食べ物」や「食べ方」を紹介しました。
現状を見直して、行動してみましょう。
【医学的視点】吉川 眞由美 教授
血液検査データをもとに、受講者お一人ずつお話を聞き、細かく説明をしました。
血圧の高い方や、脂質や血糖値が基準範囲でないなど、それぞれ抱えている問題や不安に思っていることを聞き出し、
医師としてアドバイスしました。