人間社会学部
スポーツ健康学科の魅力ある授業をご紹介します。
「障がい者スポーツ指導論」では半年間の授業期間中2回、外部講師をお招きして実技指導を受けます。
今回は大阪市長居障がい者スポーツセンターで指導員として活躍されている3名の先生方より
『ふうせんバレーボール』『車いすバスケットボール』をご指導いただきました。
【ふうせんバレーボール】
鈴を2個入れた直径40㎝の風船を使用するネット型スポーツです。障がいの有無、年齢、性別に関わりなく誰でも参加でき、加えて「風船が自コートに入ってから選手全員にパスを回した後に返球する」というルール設定により、動きに制限のある障がい者や高齢者にも確実にプレー機会があり、チームワークが鍵となります。今回学生達は、肢体不自由の人を想定して手足を動かしにくい状況を作ったり、視覚障がいの人を想定してアイマスクをつける、他には車いすに乗るなど様々な障がいを体験しながら競技を行いました。チーム内で声をかけ合い、動きやすい者が風船を追いかけたり、工夫を重ねて楽しく競技することができました。
【車いすバスケットボール】
まず普通の車いすと競技用の車いすの違いを学び、組み立て、試乗をし、基本動作の練習を行いました。通常のバスケットボールとはルールも目線も異なり、何より車いすの操作をしながらボールを扱う難しさに学生達は戸惑っていました。しかし試合が始まると、全員が活き活きと動き出し、ドリブルやパスがどんどん上手くなり、シュートを決めることもできるようになりました。競技用の車いすには怪我を防ぐがためのバンパーが付いており、激しい中にも安全に楽しめるスポーツであることを学びました。