文学部
本日第6回目は、飛鳥資料館に現地集合です。
本数の少ない路線バスを使うので、少し心配でしたが、皆さん大丈夫のようでした。ひとあし早く着いた人たちは、中庭の亀石をはじめとする石造物を見て満足そうでした。
10:35に集合し、まずは飛鳥資料館の館内を見学します。
飛鳥池工房遺跡の展示は見応えがあります。
他にもたくさん見どころがあって、お昼ご飯も含めての12時集合は少し慌ただしかったかもしれません。
飛鳥資料館を出て、山田道を辿りながら雷丘に向かいます。
万葉歌が詠まれたという小さな丘に着きました。
竹本准教授によると、この丘の上には忍壁皇子の殯宮が作られたとの話でした。
しばらく歩くと、水落遺跡が見えてきました。日本最古の水時計と言われている遺跡です。
飛鳥時代からそのようなものがあったことに感動です。
向かいには、明日香村埋蔵文化財展示室があります。
スタッフによる説明を熱心に聞いています。
奈良県立万葉文化館に着きました。
敷地内にある飛鳥池工房遺跡の復原展示と万葉庭園です。葉もだいぶん色づいています。
館内にも工房跡の復原展示があります。
万葉文化館の隣には、酒船石遺跡があります。丘全体が遺跡です。その麓にある亀形石造物と中腹にある遺構展示と酒船石を見学しました。
発掘調査の状態を残した遺構展示は、学生にとっては珍しいらしく、しばらくのぞき込んでいます。
酒船石は何に使われたのでしょう?
今なお謎のままです。 おのおの考えています。
最後は飛鳥宮跡です。
これまでの発掘調査によって、いろいろなことがわかってきました。
それで説明板も一新されています。
飛鳥宮跡の復元遺構です。
復元の表示の仕方に興味をもった学生もいました。しかし、やはり復元建物がないと、わかりづらい側面は拭えません。学生の反応を見ると、世界遺産にするにはさらなる工夫が必要のように思えます。
これで歴史文化フィールドワーク全6回が終了しました。この後の大学生活において、これらのフィールドワークの成果を存分に生かしてくれることでしょう。教員一同期待しています。
最後になりましたが、関係機関各所の皆様には、ご協力感謝申し上げます。