<自然科学演習>プレ開講 3/23(木)・24(金)

お知らせ
2023.04.07

薬学部 

<自然科学演習>プレ開講 3/23(木)・24(金)

3月23日(木)-24(金)の二日間にかけて、「自然科学演習」をプレ開講しました。この科目は、受講者が自然科学に興味を持ち、親しみ、学ぶ力を醸成することを目的に2023年度から新設された科目です。自然現象に対して、化学、物理、生物、臨床の様々な視点から分野横断的に学ぶことで、自然科学への興味が引き出されます。また、講義、実験、スモールグループディスカッション、発表など様々な体験型学習ができるアクティブな科目です。さらには、大学生だけでなく高校生も参加することができ、学校を越えた交流など将来を考える上での貴重な体験ができます。
今回はプレ開講として、本学薬学部学生と高校生の計24名が参加しました。講義前にはオンデマンドであらかじめ実験原理や生物の仕組みについて物理・化学の視点から学び、1日目には、糖新生に関わる酵素(PEPCK)のプロモーター領域が導入された細胞について、薬物添加によるルシフェラーゼ活性の違いをルミノメーターで測定しました。また、糖新生と糖尿病との関わりや実際の糖尿病治療薬について見識を深めました。2日目には、糖尿病薬とも関連する、植物が作る薬について実物を手に取りながら学びました。最後は、1日目で得たデータを自分達で解析し、得られた結果を討議して発表を行いました。

〜自然科学演習(プレ実施)の実施要項〜

実施日:2023年3/23(木)〜 24(金)
場所: 大阪大谷大学 4階実習室
参加学生:本学薬学部1年生10名、東大谷高等学校2年生9名、大阪高等学校1年生2名、2年生2名、ヴェリタス城星学園高等学校1年生1名

<スケジュール>
◯事前学習:オンデマンド講義視聴(物理、化学)
◯対面授業:
3/23(木)
10:00-11:30 導入講義、実験手技の練習
12:30-15:20 実験(ルシフェラーゼアッセイ)
15:30-16:00 講義「糖新生と糖尿病との関わり」

3/24(金)
10:00-11:00 講義「植物が作る薬」
12:00-13:00 講義「実験データの処理」
13:00-16:00 データ解析、討議、発表

参加された学生さんから、「初めて実験をして楽しかった」、「自分の操作でデータが得られて達成感があった」「大学生と高校生で交流ができて良かった」など、有意義な経験になったとの感想をいただきました。この科目を通じて自然科学に興味を持ち、高校生の皆さんには薬学部に進学してくださること期待しています!

2023年度は12月26、27日に実施します。詳しくはこちら→