文学部
歴史文化学科9期生にとっては、はじめてのフィールドワーク。
今回の行き先は、大阪市の中心部にそびえる大阪歴史博物館と大坂城です。
当日は春の陽気で、外を歩くにはちょうどよい気候でした。
大阪歴史博物館前に「散らばって」集合しました。できるだけ密になるのを防ぐため、午前に大阪歴史博物館、午後に大坂城に行くグループと、午前に大坂城、午後に大阪歴史博物館に行くグループの2つに班分けしました。
大阪歴史博物館では、できるだけ距離をとりながら各自で展示を見てまわりました。
この博物館は、フロアごとに異なる時代を取り扱っており、10階から7階まで順にみていくことで、大阪の歴史を余すところなく理解できる構造となっています。8階では、特集展示「タイルとおおさか―日本における「タイル」名称統一100周年―」が開催中でした。また、6階では、特別展「~浮世絵師たちが描く~ 絶景!滑稽!なにわ百景!」がこの日から開催されていました。
真剣にメモをとっています。
大坂城では、城郭史を専門とする馬部准教授から、端々にみえる防御の工夫について説明がなされました。
大坂城のなかに入る前に、まずは大阪府警本部前にある障子堀のパネルで解説を聞きます。
観光客がまっすぐ大手門へと入っていくのを尻目に、外側からじっくりと観察していきます。大坂城と上町台地を分断する南側の堀は圧巻です。
大手門の外側の造りを説明しているところです。観光客同様に何も考えずにまっすぐ大手門に入ろうとすると、「あそこから狙い撃ちされるよ」と注意されます。
大手門の枡形虎口です。
公開中の多聞櫓のなかに入って、城郭建築の特徴について説明がなされました。
密を避けるため、なんと天守閣は素通りします。観光客とは全く異なる動線です。
天守閣の真下です。仮にここまで敵に攻め込まれても、大逆転する仕掛けがあります。
内堀北側の極楽橋にて説明を聞いている様子です。ここから京橋口に向けて進み、城外へと出ていきました。
コロナ禍で様々な制約があるとはいえ、予定通りフィールドワークを実施することができて安堵しました。今後も、可能な限り学びの場を提供していきますので、どんどん知識を吸収していってください。
(文責:B)