文学部
史文化学会とは、歴史文化学科の教職員、学部生、大学院生が中心となって調査・研究活動を行う学会です。毎年2月に開催される「歴史文化学会」では、当該年度の活動成果が報告されます。
午前中は、会計報告などの総会、各種調査の報告、そして、志学会会員学生企画研究活動助成金報告が行われました。
調査報告の様子を紹介しましょう。
まず、犬木努教授が「大阪府一須賀D8号墳測量調査」について報告しました。
次に、馬部隆弘准教授から「羽曳野市 吉村家文書の調査について」の報告がありました。
最後に、苫名悠専任講師が「和泉市美術工芸品調査について」の報告を行いました。
今年度も多くの学生が調査に参加し、教員や専門家の指導のもと、史資料の扱い方や調査方法を学びました。報告からは、大切な文化財の調査に真剣に取り組んでいる様子が伝わってきました。
続いて、志学会会員学生企画研究活動の報告として、「日本の世界遺産研究会」のメンバーが「世界遺産の観点からみた厳島神社」と題して発表しました。
報告からは、一人一人が粘り強く現地調査を重ね、詳細な分析を行ったことがうかがえました。
午後からは、4回生による卒業論文の発表が行われました。優秀な卒業論文を執筆した6名による発表ですので、発表内容が充実していたのはもちろんですが、プレゼンテーションにも工夫が凝らされており、各学生が4年間を通して成長したことがはっきりとうかがえました。
最後に、令和4年度の「歴史文化学会賞」の受賞者が発表されました。受賞者は、「嵯峨朝における源氏賜姓の企図」と題した卒業論文を執筆した4回生の伊藤大智さんです。
おめでとうございます!
参加した学生からは、研究の手順や発表方法、レジュメのつくり方など、多くを学ぶことができたという声があがりました。長い一日でしたが、今日学んだことは今後の勉強に役立つことと思います。お疲れさまでした!